2009年10月31日

今日はごりょんさん

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ご無沙汰しておりました。

写真は、人気漫画家の西原理恵子さん描き下ろし!特製文庫カバーぴかぴか(新しい)
文庫本を買うとコレ、もらえます!
福岡の書店員101名が選んだ「激オシ文庫フェア」。
「BOOKUOKA(ブックオカ)2009」という本のイベントです。
関連して、西原理恵子さんのトークショーもあり、絵本友達3人で行きました。

「毎日かあさん、今日はごりょんさん」
期待どおり、かっぽう着の「毎日かあさんスタイル」でご登場!!

相変わらずの、歯に衣着せぬ、小気味のよいトーク炸裂!
笑いあり!涙あり!怒りもちょっぴりありで、1日限りの「ごりょんさん」の西原さん。

ご存知博多は、商人の街。商家のおかみさんの事を、「ごりょんさん」といいます。博多祇園山笠では、縁の下の力持ちとなって、お祭りを支えます。また、「山笠(やま)のぼせ」の男たちにかわって、ごりょんさんたちが、お店の切り盛りもするのです。

たくましい博多の「ごりょんさん」と西原さん、共通するものがありますね。

トークショーは、西原さんの生い立ちから、上京して漫画家になるまで、そしてご主人の鴨ちゃんのこと、子どもたちのこと、作品のことギャンブルなどなど...。会場からの質問に、小気味よくズバズバっと、答えます。

予備校時代に絵の力量を知った後、美大に入学するとすぐに漫画家へ。自分の素材をいち早く見極め、適職として活かす術は、まさに人生の達人!

ご主人のアルコール依存症を克服したお話では、この病気の患者さんをもつ家族だけではなく、子育て中の人、介護をしている人にも役立つヒントがいっぱい!

若い頃からどんな環境の中でも、精一杯、今日を生きてきたことを、あっけらかんとユーモアいっぱいに語る姿は、先行き不透明な時代に生きる私たちに、勇気と希望を与えてくれます。

女性も自立して、自分でしかっり生活していける経済力を持つ事が大事ですね。

体当たりで、苦難を乗り越えて得た、経験と感動の数々...。それらが人間味溢れる作品へとつながり、私たちの共感を呼ぶのでしょう。

めざせ!太腕繁盛期!!

私も、がんばりま〜す(^_^)V

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2009年10月22日

「き」と「ら」が降りそそいで…

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きらきらしている。
美しい、銀座のとあるショーウインドウ。
銀座スペースデザイン・学生コンペティションの受賞作品で、多摩美術大学・ガラス専攻の方の作品「煌(こう)」とのこと。夜にはライトアップされ、それこそ格別な煌きです。

デパートや有名メゾン、ギャラリーなど、銀座ではさまざまなショーウインドウが楽しめます。赤ワイン色の糸とボビンによる幾何学的なデザインが、あたたかな秋のイメージを生んでいる松屋。ピアノ線と手のオブジェが、心躍る高揚感を掻き立てる資生堂などなど。
もうひとつ、夜の銀座で見つけた素敵なウインドウ。
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ハロウィンが終われば、ちらほらとクリスマスのイルミネーションが灯り始めることでしょう。気が早いですがそちらも楽しみ。真夜中にディスプレイの作業をしている方々に感謝。
(C・S)
posted by ART BOX at 13:38| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■スタッフの日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月19日

芸術の秋

気持ちの良い秋晴れの日が続いています。
「芸術の秋」みなさまは楽しまれているでしょうか。

上野の都美術館や六本木の新国立美術館では公募展の本展が次々と開かれています。
こうして毎年、コンスタントに大作を描くことは私の想像する以上に労力のいることなのだと思います。
きっと作品ができた時の喜びは、それ以上なのでしょうけど。

先日、新国立美術館で行われている「二紀展」と「独立展」を見てきました。
息をのむほどの美しい絵から躍動感のある絵まで、楽しませてもらいました。
その発想の豊かさは、とても刺激になります。

大家の描く画力を持った作品はいつも日常と交わるか交わらないかの世界へ連れていってくれます。
また、若手のこれからを担う作家たちは、一生懸命という言葉がぴったりの成長過程にある作品を見せてくれます。

独立展にて賞候補となった作品のなかに、昨年、ARTBOX大賞展にてグランプリを受賞した白藤さえ子さんの作品がありました。
人間の内面にある「狂気や欲望」を作品に投影させた白藤さんの作品には、はっと気付くことがあります。
わたしたちの持つ、欲望の確かさ。それが本物であるか否か。ぜひ、実際に作品を見ていただきたいですね。
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独立展は10月26日までとなっています。
最終日は3時で閉会となりますのでお気を付け下さいませ。

ART BOX大賞展
第18回ARTBOX大賞展(グランプリを受賞した白藤さえ子さん)
posted by ART BOX at 14:06| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ■スタッフの日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月15日

「イングリッシュガーデンに魅せられて 新田惠津子の世界」

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「イングリッシュガーデンに魅せられて 新田惠津子の世界」が刊行されました。

1巻目の「ファンタジー 織りと刺繍の物語」から5年ぶりの作品集です。
今回は、作家がイギリスを巡ったときの記憶を、織りと刺繍で綴っています。

花のある美しい風景を求め、ヨーロッパなどさまざまな土地で感じたときめきを
作品にたくし、見る人々にやすらかな時間をもたらします。
人気の「花のある窓辺」の小品シリーズは、今回も多数掲載しています。
カナダのナイアガラの滝やユーフラテス川の雄大な景色も見どころとなっています。
ぜひともご高覧ください。

全国書店にて好評発売中です。

12月から日本橋高島屋で個展が開催されます。
実際に見ていただけると、その色彩やテクニックに驚かされます。
こちらも必見です。


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織りと刺繍の物語 新田惠津子の世界
〜イングリッシュガーデンに魅せられて〜

会期:平成21年12月10日(木)〜12月15日(火)
                  ※最終日は午後6時閉場
会場:日本橋高島屋8階ギャラリー <入場無料>

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「イングリッシュガーデンに魅せられて 新田惠津子の世界」
http://www.artbox-int.co.jp/publish/gallery/gallery_02.html


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posted by ART BOX at 15:50| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■スタッフの日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月30日

荻太郎先生を悼む

荻太郎先生にはじめてお会いしたのは4年ほど前のことでした。銀座ハヤシ画廊で新作小品展を観ていると、一組の老夫婦が訪ねてきました。画廊主の林さんがスッと立ち上がりお二人に挨拶なさっている。荻太郎先生だとすぐにわかりました。足どり確かで背筋はピンとまっすぐ。おしゃれで物腰やわらか。とても品のいい紳士でした。齢90とはにわかに信じられぬほどお元気なご様子でした。

それ以前にも電話では何度かお話をしていたとはいえ、著名な大家との初対面に20代の私はすっかり縮こまってしまいました。林さんから紹介されて滑稽なほど深々とお辞儀したらしいことは覚えています。

緊張しているのを見て取ってか、荻先生は「やあ、あなたがSさんですか」と気さくに声をかけて右手を差し出してくださいました。目下の者に対する年長者といった態度ではありません。対等の姿勢でした。長年の友人に対するような親しさと暖かさに溢れていました。何をお話したのか定かに思い出せませんが、別れ際のやりとりは忘れられません。再び握手をしながら「またお出かけください」と。「私のような若造でよろしければ」と恐縮しつつ申し上げれば「もちろんです。僕は若い人が大好きなんです」と笑って応じてくださいました。

またお出かけください…

このお言葉に甘えて、たびたび荻先生を訪ねたものです。ご自宅で、都美術館で、椿山荘で、いろいろなお話を伺いました。仕事に関わる相談もありましたが、ほとんどは雑談でした。絵・猫・野球・建築・画壇・美術教育・生き物たちのことや苦い戦争の記憶まで、どれも心に残っています。最もいきいきとお話しくださったのは新制作の創立者たちの思い出でした。小磯良平先生や脇田和先生、師である猪熊弦一郎先生を語る荻先生の眼は画学生のような若々しい憧憬と輝きに満ちていました。

椿山荘でお茶をご馳走になったとき「ここには猪熊先生の絵があるんです。ちょっと観に行きませんか?」と誘われるがまま、見事な大作(200号か300号だったと思いますが定かではありません)を拝見しました。前に立った瞬間、先生は絵に魂を奪われたかのように身じろぎひとつせず凝視なさっている。何も言わずに5分か10分、ただならぬ空気を察した私も先生に倣って絵を見詰めていました。ある時「猪熊先生はどんな方でしたか?」と伺ったことがあります。

あの方は僕よりひと回り年上で、初めてお会いした時にはすでに偉い先生でした。なのにちっとも偉ぶることなく、なぜか実の息子か弟のようにかわいがってくださいました。猫が好きでね、生き物を慈しむ優しい方でした。小磯先生や脇田先生もそうでしたが立派な紳士でした。長年の友人のように暖かく迎えてくださいました…。

いつか荻先生のことを誰かにたずねられたら、私も同じように答えることでしょう。たとえ一生、人としての器が新制作創立の紳士たちや荻先生に及ばなくても。

お通夜の日、祭壇横に飾られた絵があまりにも見事だったので会場の方にお願いして後でじっくりと見せてもらいました。その際に運良く亡骸との対面も許されました。安らかなお顔でした。込み上げてくる気持ちを抑えられず、初めてお会いした時に負けないくらい深々とお辞儀をしました。「ありがとうございました!」と、お腹の底からの小声で申し上げました。ばち当たりなことに合掌するのを忘れてしまいました。しかし一番伝えたかった言葉をかけることができました。悔いを残さないよう最後までお気遣いくださったのでしょう。

4年足らずの短いお付き合いながら、世代と立場を超えて多くを学びました。常に揺るぎなく、時に慈愛に、時に荒々しさに満ち、作品固有のリアリティと生命力を宿した作品群のすばらしさとともにお人柄を未来に伝えていきたい。それがせめてものご恩返しだと思います。ご冥福をお祈りするとともに、一人でも多くの方が美術館や画廊の常設・企画展や新制作展の特別展示などを通じて荻先生の画業に触れ、何かを感じてくださるよう願っています。合掌。(S)

taro_ogi.jpg rafu.jpg

新制作協会
http://www.shinseisaku.jp/

岡崎市立美術博物館
http://www.city.okazaki.aichi.jp/museum/bihaku/top.html

日動画廊
http://www.nichido-garo.co.jp/
posted by ART BOX at 11:31| 東京 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | ■スタッフの日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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