2009年12月11日

「新田惠津子の世界展」

「新田惠津子の世界展 ファンタジー・織りと刺繍の物語」に行ってまいりました。
その名の通り、刺繍をほどこした絵織物の展覧会です。
個展は5年ぶりということで、予想以上に広い会場いっぱいにたくさんの作品が並んでおりました。
大きなものでも40cmは超えないような、一見すると可愛らしい額ばかりです。
しかし一歩近づいて見ると、かなりの迫力。
画面をびっしり埋め尽くすニードルワークの密度、色彩の美しさと繊細さ、ヨーロッパの空気を感じられる描写。
作品制作の過程を紹介したコーナーを見ましたが、その緻密で根気のいるであろう作業工程に脱帽です。

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制作ペースは、1ヶ月にせいぜい大作・小品各1点ほどだとのこと。いやいや十分早いと思います。織り刺繍も、すべて手作業であることを思えば…
ナマで見るべき作品群です。ぜひご高覧ください。

  新田惠津子の世界展「ファンタジー・織りと刺繍の物語」
    〜イングリッシュガーデンに魅せられて〜

  会期:2009年12月10日(木)〜15日(火)
  場所:日本橋高島屋 8階 ギャラリー


細部までじっくり見られる作品集も刊行されております。
http://www.artbox-int.co.jp/publish/gallery/gallery_02.html

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2009年11月29日

うれしい!家宝。

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私の家宝です。
大好きな画家、MAYA MAXXさんのサインぴかぴか(新しい)
今年の夏の終わり、ライブペインティングの後、MAYAさんの「サインしようか!」のひと言で、予定外にはじまったサイン会。

急きょ愛用のマイメガネケースにお願いしたら、迷わずMAYAさん、
「これは、犬だね!横長だし。うん、犬がぴったり!」と、一気に描いてくださいました!今、もっともお気に入りの「ペロちゃん」だそうです。

ライブペインティングも、このペロちゃんの絵でした。
いつもながら、躊躇ない筆運びは、きっと、たましいに澱みの無い証拠!
何かに身をゆだねて、描いている!といった感じです。

ライブペインティングやトークショーは、作家さんのお人柄に直接ふれられる、よい機会なのですが、MAYAさんは、特にたのしい!

「夜中になるとね、シュッツ!シュッツ!と、音がするんだよ。...恐くて、家中のカギ締めまくり!だよ。あれは、天狗だね、きっと!」
...京都には、鞍馬山がありますものね(笑)

東京、ニューヨーク、京都と、住まいを移されたMAYA さん。
自由に好きなところに住める、自立した女性は、素敵です!

さて、京都といえば、私の大好きな国宝「鳥獣戯画」。
「ぜひ、本物を見るといいよ!」と、MAYAさん。

名画と言われる作品を実際に見る事も、ほんとうに大切なんですね!
そのとき無性に、京都に行きたくなったのでした。
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2009年11月27日

No man's Land

いつも通り、何もプランを立てずにふらっと行きました。ふらっとのつもりだったものの結局3時間ちかくいました。
その日の昼間の間に、友達にメールで「今夜行く?」「うん、行くよ。向こうで会おう」とやり取りしているうちに、「たくさんの人が集まるでしょうね…」という予感がしてきました。
確かに、フランス大使館のNo Man’s Landのオープニングには、多くの様々な人がいました。東京在住フランス人アーティストNicolas Buffe (ニコラ・ビュフ)が作った巨大な門を通って、中庭に入った瞬間、流れているイケイケなライブ音楽、ワインの匂いと人々の国際感は、パリを思い出させます。

No Man’s Landは、在日フランス大使館が、同敷地内に建設された新館に移転する前に、解体が決定している旧館の施設を活用し、日仏の文化交流発信の場となるユニークなアートイベントです。70名を超える、国際的に有名な、あるいは頭角を現し始めたフランスおよび日本のアーティスト達や、様々なクリエーション活動に携わる日仏の学生達 が参加を予定し、ヴィジュアル・アート、ファッション、デザインや建築など、多様なジャンルのアート作品が展示されていました。また、イベント運営についても企 業や学校などの教育機関、NPO法人など様々な機関・団体の協力で実現したそうです。在日フランス大使館は、11月上旬に同敷地内に建設された新館に移転しました。これに伴い、解体が決定している旧館の施設を活用し、日仏の文化交流発信の場となるユニークなアートイベントです。
(参考: Tokyo Art Beat)

この企画は、建物が解体されることにあたって、アーティストは自由勝手に空間を活かし、ウォール・ペインティングを行いたり、解体廃材を用いてオブジェの展示したり、旧フランス大使館は一時的に、アーティスト天国のような空間になっていました。ちょっと、子供の夢みたいです。壁と天井に絵を書いたり、階段のところ、電車の車線のように駅の名前を書いたり、一部屋を風船でぎっしり詰めたりするなんて、誰でも人生に一回やってみたいですよね…。Claude Leveque (クロード・レヴェック)、Christian Boltanski(クリスチャン・ボルタンスキー)、HIROMIX、J. Joなど、知られている名前も見かけて、楽しさだけでなく、美的の面でも感動しました。「フランス人は派手にやるよね!」と、私のドイツ人の友達も感動していました。「ドイツ大使館でも、そんなのやってほしいな…」。確かにフランス人の破天荒な精神はドンと明らかに見えていました。他の国の大使館のイベントなら、中庭に展示されているスポンサーの車をピンクのペンキで塗れないのではないでしょうか…?

白ワイン飲んで、色々な人にばったり出会いながら(ラップトップオーケストラのリーダーと今夜のDJ、Philippe Chatelain;現在目黒のLuberoで展示会開催中のアーティスト、Tanguy;フォトグラファー米原さん(12月にマイアミArt Baselに行くらしい);12月10日から日仏学院ラ・ブラスリーで写真展を行う、フォトグラファーLucille Reyboz、などなど…) 、ふらふら歩くと、建築家ジョゼフ・ベルモンにより、歴史が詰まったこの建物が壊されるのはちょっと不思議に思います。新しい企画に関する情報は、大使館のウェブサイトに掲載されています:
http://www.ambafrance-jp.org/article.php3?id_article=3214
夜10時になり、(8時半に出ようと思っていたのに…)、関係者たちは二次会パーティーに行くそうですが、「明日、仕事なんで… m(_ _)m 」と断りながら帰りました。フランスのお祭りにいた気持ちが長く残りますので、地下鉄に載りますと、「あれ?ここって東京だったんだね…」と少し驚きました。

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2009年11月17日

かたどる被膜

朝起きて顔洗ってごはん食べて電車に揺られて会社に行く。仕事して、時には寄り道をしてまた電車に揺られて帰途につく。しばらくゆっくりする時間もあったりしてお風呂入って歯を磨く。寝る前に一日を思い出してみたり、明日着る洋服を考えてみたり、そしていつのまにか眠りに落ちて朝を迎える。生活とは総じてだいたいこういうものだと思う。こうした日常をいかに面白く、楽しく過ごせるか。そんなことをずっと考えていた時があった。でも、今は少し違う。

ただいま弊社ギャラリーでは、立体作家の2人展を行っています。筋肉質な木彫の人体、中はくり抜かれ紙一枚ほどの薄さでそれはできています。あるはずのものがない、という違和感。抜かれたものはいったい何だったのか。思わず、自分の体を見て、わたしの中にあるものについて思いを巡らせる。数ミリでかたどられた体、かろうじて外界との接点がある「膜」。大野公士がみせる境界線に唸ってしまうはず。

特殊メイクというのは、型をとる作業からはじまる。まさに「かたどる」ところから。リアリズムなんてものではないと思う。そのまんま、なのだから。想像力というのは、人が持っている能力でも他の動物に比べ、ずいぶんと長けているものだと思うがShu Konishiの作品は、それに輪をかけてくれる。刺激を与えられます。皮膚で呼吸しているかのような生々しさを味わってほしいと思います。

日常を非日常の境目なんて、そうたいしたことないのだと気付かされます。自分で線を引いているだけなのだと。日常を楽しくするための非日常なんてわかんないのだろうな、と。両氏の作品を見て、フィードバックする自分自身のこと。そんなきっかけを多くの方に感じていただけたらと思います。

最終日は15:00までとなります。どうぞお時間合わせましてご来廊ください。
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「Sculpture〜立体造形〜」出版記念 大野公士・Shu Konishi展
2009年11/08(日)〜11/20(金)
11:00〜18:30(最終日は15:00まで)
※土曜日休廊



mook_artbox_h6.jpg「ART BOX Vol.6 Sculpture[立体造形]」を詳しく見る

C.K
posted by ART BOX at 09:59| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ■スタッフの日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月09日

【花・華・はなやかに】

【ARTBOX. Vol.4 Flower 現代日本のフラワー作家108人】が、刊行されました。
この企画に入る前から、プリザーブドフラワーやアレンジメントの作家の方たちとは、おつきあいしていましたが、【花】のジャンルは想像していたよりも、はるかに広がっていました。

瑞々しさ、または土の香りが伝わるようなアレンジ。場をあでやかにするプリザーブド、絵画のような押し花、和紙の特徴を極限まで表現したブーケ。
木の実、スパイスを使ったリース。柔らかな質感の絹の華。
クレイ、ロウ、ガラス、シュガー、そしてカービングの果物まで。
同じ【花】をテーマにしていても、作品は様々。作家の考えや思いを表しているようです。

【Flower】の世界は、とどまることなく新しい世界を、造り出しています。
ぜひ一度、この本を手にとってみてください。
「Flower」の詳細を見る

【追記 1】
丸善さんの新刊インフォメーションにも、【ARTBOX. Vol.4 Flower】が載っています。

【追記 2】
『現代日本のクラフト vol.2』で掲載された、現代工芸展でも活躍中の古屋真知子さんの染色展が銀座で開催されます。
古屋さんの蝋纈染は、オーガンジーを重ねるなど、華やかな色彩で表情豊かです。
隣接してお嬢さんの絵菜さん(武蔵野美大 大学院)のテキスタイル作品展も同時発表されますので、ぜひ、ご覧ください。
posted by ART BOX at 09:57| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■スタッフの日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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