今日の佳き日、神楽舞を奉納いたします。
7月12日(土)うす曇。
お神楽日和の午後、わが家の近くの田島八幡神社の夏祭りに行って来ました。福岡市の住宅地に、ひっそりとたたずむ可愛らしい八幡さま。その歴史は古く、境内には「となりのトトロ」にでてきそうな、大きな楠木や銀杏の木があり、遥か昔へタイムスリップしてしまいそう...。
さて、毎年夏祭りに奉納されるのが「田島神楽」です。
神社でいただいた資料によると、元徳2年(1330年)の田島開闢時代の頃から奉納されてるそうです。
その昔、田島の東南に「こもが渕」というどんな干ばつでも水の涸れる事のない深い渕がありました。
この渕の古い主に毎年人身御供を捧げてこの渕の平穏を祈ってきましたが、これにかわるものとして神楽を奉納する事になったのが起源です。
福岡県の中でも、神楽が奉納される神社はこの田島八幡神社だけで、平成10年に福岡市無形民俗文化財に指定されました。
五穀豊穣や「天孫降臨」をはじめとする日本神話がテーマで、とっても本格的な11演目。
鉦や太鼓の奏でる単調なリズムは素朴でおおらか、笛の雅な調べは夏の午後に心地よい響きです。
装束の大きなたもとが舞うたびに風をはらみ、ふわりふわりと揺れて、涼し気です。
とても神聖で厳かな雰囲気漂う演目から、鬼が手桶に入れた水を四方に打って周囲を祓い清め、会場を賑わせたり、恵比寿さまが本物の大きな鯛を釣り上げてお供えしたり、お餅やお菓子を釣り上げ、参詣者に蒔いたりのユーモア溢れる演目まで、ずっと見ていて飽きません。こんなに神楽がエンターテイメントなものだなんて!驚きです!
お餅やお菓子をまいてくれる恵比須さまは、子どもたちに大人気!
休憩時間には、子どもの健康を祈る「鬼の頭さすり」なる神事もあり、鬼を恐がる子どもたちの元気な泣き声が境内に響きました。
最後は、天照皇大神が天の巌戸に引き蘢られたという、「オーラの泉」でもおなじみの日本神話がテーマの神楽、「磐戸(いわと)」。最後に磐戸から出て来たものは...、鏡!天照皇大神の象徴でしょうか?四人の神様が登場し、古代の日本のはじまりを華麗に舞い、感動の内に幕となりました。
「磐戸」のワンシーン
昨年この地にお引っ越しを決めた時には、こんな素敵な神楽のある街だとは思ってもみませんでしたが、これってもしかして、偶然ではなく必然?神様を身近に感じ、こうして私のちょっぴりスピリチュアルな夏の一日が暮れてゆきました。


