2005年01月20日

音を運ぶ版画家・池田満寿夫

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日本を代表する版画家と言えば誰か?おそらく大半の人がこの人の名を挙げるだろう。

池田満寿夫。

彼は決して物故作家であるが故に価値をつけられた訳ではない。そもそも、多くの人が彼の名を知ったのは、文学の世界であの芥川賞を受賞した時であった。

線密さが価値の高さを象徴していた時代の革命児であり、異端児とも呼ばれた池田満寿夫の作品には、耳を澄ませば今にも音楽が聞こえてきそうな旋律と、身体をかけめぐるようなビートが潜んでいる。池田満寿夫は明らかに版画家ではなく、DJなのである。

部屋に飾ったらどうだろう?
オーディオをONにしなくても、勝手に身体が揺れてしまうかもしれない。
バーカウンターに飾られていたらどうだろう?
ちょっと洒落たカクテルをオーダーしたくなるかもしれない。

そんなオシャレな空間には欠かせないアート、それが池田満寿夫の版画なのかもしれない。

池田満寿夫 作品<ナイトクラブ ミュージック A>かつて池田満寿夫が執筆した本には、彼が版画家になるまでの話しを綴ったものがある(どんな公募に応募しても全く入選しなかったときの話や、美術の世界を離れて文学の世界に入った時のことなど)。プロのアーティストを目指す人たちには必見の一冊なので、是非読んでみて下さい。

タイトル:「そこで夢は叶えられる」池田満寿夫著
ただし、この本は絶版かもしれないので、ブックオフなどの古本屋で見つけてみて下さい。


posted by ART BOX at 18:31| Comment(1) | TrackBack(1) | ■今日の1枚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「そこで夢は叶えられる」をアマゾンのユーズドストアで見つけました。

表紙や詳細はありませんが、おそらくこれだと思います。
Posted by 本みつけました at 2005年01月21日 13:24
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