2008年12月02日

ぶらり楽しむ、東京パブリックアート探訪のススメ

東京はアジアでもNO.1、世界でも有数のアートの街です。サントリー美術館や国立新美術館など話題の美術館も続々と誕生し、人気の展覧会を巡るだけでもあっという間に時が過ぎてしまうほどです。でも正直、美術館は敷居が高い……そんな風に感じている人も多いのでは。そんな人にオススメなのが、国内外の才能豊かなアーティストが作り出したパブリックアートです。

パブリックアートとは美術館を飛び出し、広場や道路や公園など街の中に設置された作品のことです。誰もがいつでも自由に楽しむことのできるアートで、触ることができるものも多いので、触ったり、座ったりして気軽に楽しむことができるものもあります。

おしゃれな観光スポットとして連日たくさんの人で賑わう六本木ヒルズや東京ミッドタウンも、知る人ぞ知るパブリックアートの殿堂といった一面を持つのをご存じでしたか? ヒルズの敷地内には巨大なクモのオブジェ「ママン」(ルイーズ・ブルジョワ作)、テレビ朝日前の「守護石」(マーティン・プーリエ作)など7つのパブリックアートが点在し、ヒルズのメインストリートのけやき坂通りの両側には、国内外の11人のアーティストが手がけたストリートファニチャーが設置されています。

ミッドタウンにもヒーリング効果抜群のアート作品、イタリア在住の彫刻家・安田侃作「意心帰」「妙夢」、緑の芝生の上に鎮座する仰天巨大アート作品「フラグメントNo.5」(フロリアン・クラール作)、派出所脇にそびえ立つ謎の塔「ブルーム」(シラゼー・ハウシャリー&ピップ・ホーン作)、見る人を異空間に誘う銀色の彫刻作品「ファナティックス」(トニー・クラッグ作)など見所満載で、まさにアートの宝庫です。

また、今旬のパブリックアートの話題といえば、「芸術は爆発だ!」でおなじみの巨匠岡本太郎の巨大壁画「明日の神話」が修復作業を終え、11月17日(月)に常設展示場所に決まった京王井の頭線渋谷駅の連絡通路に登場したことではないでしょうか。岡本太郎ファンの私も早速渋谷に行った折り、見学してきましたが、その圧倒的な存在感は圧巻の一言で、多くの人々が私同様作品の前で足を止め、鑑賞を楽しむと同時に、携帯電話カメラで記念撮影を楽しむ人たちも数多く見られ、大変な盛り上がりを見せていました。

多彩なアート表現を展望し、好評を得ているART BOX IN JAPANシリーズにも、公共空間に設置された環境と調和したモニュメントやオブジェなど、都市に新しい生命を吹き込み、人々に夢や心の潤いをもたらす日々進化し続ける彫刻芸術の多様な造形表現を網羅した年鑑タイプの作品集『現代日本の彫刻vol.2』(330ページ、定価15,750円)が好評発売中ですので、パブリックアートにご興味のある諸兄諸姉に、ぜひご一読をオススメします。

今回ご紹介した以外にも、東京には今年の9月〜10月中旬にかけてスイス発祥のユニークなパブリックアートイベント「カウパレード東京 丸の内2008」が開催され話題になった丸の内仲通りや、東京ビッグサイト、東京国際フォーラム、恵比寿ガーデンプレイス、東京都庁などユニークで質の高いパブリックアート作品に出会うことができるスポットは数多く点在しているので、あなたもたまの休日のお気軽なお出かけスポットに、街とアートが一体になったパブリックアートを巡る東京アート散歩を加えて、美術館から街に飛び出したエキサイティングなアートをウオッチング&体感して、感性を磨いてみては。(KY)

▼ 『現代日本の彫刻vol.2』について
http://www.artbox-int.co.jp/cgi-bin/database/database.cgi?cmd=dp&num=12669&Tfile=Data&dp=book.html


posted by ART BOX at 09:59| 東京 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | ■スタッフの日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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