青梅だより
アートボックスにご厄介にんるようになって、一年半が過ぎようとしています。
その間に何度かブログを載せさせていただきました。大半が
東京の遠隔地、私が住む青梅
についてのあれこれでした。もうこうなってはほかの
話題を探せぬまま、まあ〜いいや〜とばかりに
開き直りをさせてもらいます。
私はいま泣いています。泣かされています。誰でもない、スギ花粉にです。
目の前百メートル足らず先の山肌にスギが覆い重なりあい、こちらをにらんでいます。
見た目にもはっきりと黄色い花房が垂れ下がり、二階の部屋にいるわたしを嘲り笑うのです。
風が吹くとそれがいよいよ高じて、目は痒く、鼻水は出る、くしゃみは三回どころではありません。
よほど前世にスギを痛めつけたか、伐採したかして恨みを買うことをしたにちがいありません。
その斜面の一角にこのところ多くの人影が目に付くようになりました。観梅客です。
青梅市梅郷。その名が記すように青梅市内からさらに西へ、私の住むあたりは梅の名所と
してこの季節、多くの人々でにぎわいます。今年は二月の陽気がいまいちだったせいか、
花がだいぶ遅れ、紅梅にくらべて白梅がまだ三分から四分程度。それでもひとの出は例年と
変わらずです。市の梅の公園は山を切り開いたせいか、適度の勾配があり、また、
紅白の
彩りが斜面に流れる二万本を越す花の景観はなかなかのものです。
旧家の庭先や畑にもそれなりの梅の木があり、公園を出た人たちはその道筋を楽しみな
がら一キロ先にある、文豪吉川英治記念館へと向かいます。氏は戦前戦後この地に居住し、
新平家物語などを著したとか。その旧宅がいま記念館として公開されているのです。
書斎をはじめ直筆原稿や氏ゆかりの品々が展示される記念館。草思堂と名づけられた
住まいの庭先にも梅の花が匂やか。が、山裾のここでもスギ花粉の大サービス中です。
知人を案内したわたしは誰にも負けないくらいのくしゃみに閉口してしまいました。
posted by ART BOX at 16:14| 東京

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